ラウンダバウト

英語を教えています。自分の授業改善のためだったり、好きなモノ、コトをつづっていきます

よい授業とは?またそこまで持っていく方法について。 メモ

英語の授業において「よい授業とは?」というテーマはなかなか重要なものだ思っています。その先生が目指すものが入ってるわけですから。大学生だったときにゼミで話し合った記憶もあります。このテーマに関しては「生徒が活発に~」をはじめ、「4技能をバランスよく~」、「生徒の心と頭が動く~」といったことがすぐにでてきますが、挙げればきりがないと思いますので今回は割と現実的な?「英語が生徒の頭に残る」授業がよい授業だと仮に設定します。そうしたときにどのような方法が考えられるでしょうか?

 

私の授業での目標は基本的に上述の「英語が頭に残るように」なのですが、その方法となるとけっこう考えてしまいます。もちろん音読やら書き取りやら、パターンプラクティスといったことはするのですが、いかんせんワンパターンになりがちです。そこを飽きさせないように工夫するのが教師の腕の見せ所かとは思いますが、そこはまだ修行中です。どうしたものか?

 

まず自分の授業を見直して考えると、まず「授業の2/3は生徒が英語をしゃべったり、書いたりしている」状況を作りだすのが先決です。まずはこの状態に持っていきたい。ではその状況を作りだすためには?

音読、音読筆写、意味順英作文、パターンプラクティス、ぐるぐる、ディクテーション・・

と活動は思いつきますが、いかんせんトレーニング思考ですね。というか普段の授業でやってることです。たまには普段やらないことも体験させたい、と思ってしまうのは教師のエゴでしょうか?書店やセミナーとかだと、「明日からできるアクティビティー」みたいなのが人気ですけど、僕の授業ではあまりアクティビティーはしないんです(これはある先生の影響)。でもこういうのってたぶん「思わずやってみたくなる」がポイントだと思うんです。そして「思わずやりたくなる」活動、ハンドアウト、テストとかって理想ですよね(笑) というかそういう授業が究極の理想ではありますから。

 

そうした時に思いつく活動としてはビンゴやインフォメーションギャップ、ジグソー学習とかが頭をよぎりますけど、これらの流行の?活動に僕はまだちょっと懐疑的なんです。それ、英語残るんか?と(そもそもそれを意図したものではないか・・)。で、私が1つ思い出したのは大学生のときに講義でやらされたやった「アフレコ」です。映画のワンシーン(講義ではE.T.でした)を用いて、そこで俳優さんが言う台詞を画面に合わせてアフレコするんです。これが意外と難しかった覚えがあります。だから自然と何回も練習するんですよ。僕らは英語専修だから少しやればできるけれど、ふつうはそうはいかないと思うんです。歌と一緒で、自分のリズムでは言えませんから、英語の発音、リズムでないと間に合わないんですよね。しかも画面を見ながら声を当てるわけだから基本的に英文は暗唱できるようにしとかないといけないわけです。

 

思い出したときは、うわー自分めっちゃ冴えてるやん!これやったろか!と安易に思いましたが、この活動は結構ハードルが高いです。まず映画&台詞の選定。特に台詞の選定が難しい。わざわざその部分を持ち出して何回も練習させるわけですから、覚えるに足る文でないといけない。とすると量の問題も出てきます。第二に時間の捻出。ただでさえ時間がギリギリなのに、1時間使ってやらせてビデオとってって、それだけの価値ある活動なのか?それならいつもの授業をもっとよくした方がいいのでは?と弱気な現在です。そして根本的な問題として、編集の仕方がよくわからないorz(致命的)!どうしたら映画の一部分を切り取れるのか。コピー制限かかってないか?ボリュームゼロにして英語字幕出して、そこに音だけ別の機材で録音するのか?LLみたいな環境があればできるのか?

 

うーん、どうしたらいいのかなー