今回はホームルームでも英語の授業でもできる活動のご紹介です。紹介といっても、すでに多くの先生がやられている活動だと思いますので、ご容赦を。
私はホームルームで席替えをした後に、タイトルの「見えない共通点」というPA(プロジェクト・アドベンチャー)の活動をよくします。「共通点」というのが、これまで知らなかった人通しをつなげるきっかけになると思うからです。休み時間に「さっき好きっていってった〇〇だけどさー、昨日の〇〇見た?」「うそ!そんなんあったの見てねー!!どんなんだった?」なんて自然な会話が発生したりしますし、まったく性格の違う二人の共通点が見えたりして面白いです。
ちなみにパターンもがあって、
①人数変更
ペア ⇒ グループ(4~5人くらいまでがやりやすい感触です)
②時間か個数変更
「2分間でなるべくたくさん見つけよう」や「5つ見つかったペア(グループ)から座れます」
などでやっています。
そしてコロナで厳しい状況ですが、細心の注意をはらって英語の授業で席替えをすることもあります。他の組と合同の授業もあるので、ほんとに「初めて話す人」が何人もいたりします。私は「縁」って大切だと思っていて、どこで一生の友が見つかるかは分かりませんが、少なくとも「誰とでも(馬が合わない人や苦手な人とも)会話や作業が一緒にできる」状態になって高校を卒業してほしいと思っています。私の授業ではそのために席替えをするよ!という話をします。そして上述の活動を英語でやります。
何も難しいことはなく、Are you ~?やDo you ~? Did you ~? Can you ~?という中学校の「質問する文」を作って共通点を探していきます。ちなみにNoの共通点はノーカウントです(笑)
授業の中では日⇒英のトレーニング的な活動もしますし、中学校の表現の復習として日⇒英の瞬間英作みたいな活動って割とメジャーだと思うのですが、英語を使ってコミュニケーションしながら、お互いのことを知っていき、よさに気付いていく。そんな体験をしてもらえたらなと思って、パートナーチェンジするとだいたい初めはこの活動です。そのうち「お悩み相談」なんかも英語でできるようにしたいなと思っています。