Repeat after me.って英語の授業では先生方はどんな風に扱われているのでしょうか?私が最近意識しているのは、音声や意味、形式により意識してもらえるように、Repeat after me.のやり方を変えてみました。すると生徒の反応がこれまでとけっこう変わった気がしたので投稿してみます。
まずは授業の帯活動でフォニクスを取り上げているので、本文の音読活動に入る前に、生徒に本文の読み方を予想させます。この時に、生徒は読めない・読み方に自信のない単語にシャープペンで下線を引きます。その後すぐに、ペアで確認。それからCDを流します。生徒は読み方が気になっているはずなので(そうであってくれ!)、普通に「CDで発音を確認してみよう」よりはましかな、と思ってこの形にしています。この時に、なぜそういう読み方になるか解説する単語もあります(2語以上の音声変化はこの後)。
しかし実際はここで生徒は読み方が分かった気になっているだけな気がしていました。ここからが私が行っているRepeat after me.の様子です。
私:「ほんとに分かったか確認していきますね。ではRepeat after me!
At the age of twenty,」
生徒:「Aト ザ age オブ twenティー」
私:「(ニッコリと)はい、残念!そういう風には読んでませんね。もう一度。
At the age of twenty,」
生徒「At the age オブ twenティー」
私:「おしい! At the ageまではよくなった!ofって強く読むんだっけ?」
生徒:「読まないです。」
私:「なぜ?」
生徒:「あんまり意味のない単語なので」
私:「じゃあどう読まれるんだっけ?ペアで確認して思い出して!-はい言ってみましょう!」
生徒:「At the age of twenティー」
私:「いいねー!合格です!ただ、twentyのtの音はどういう風になることがある?」
生徒:「あ、消えます!」
私:「そうでしたね。なんでだっけ?」
~中略~
「ではそっちの読み方でも言ってみましょう。せーの!」
生徒:「At the age of tweニ」
私:「上手い!ところで〇〇くん、意味は?」
生徒:「え?えーと・・・」
私:「あれ、意味を考えてなかったの?はいじゃあ、確認しましょう。」
~中略~
「さて、主人公が20歳の時を頭に思い浮かべながらどーぞ!」
生徒:「At the age of tweニ」
私:「そうそう!そういう風に私は読みました!では次いってみよう!」
高校1年生のECはこんな感じでしつこくやっています。この他にも
「そんなスピードじゃなかったよ?」
「どこの単語が強く長くはっきりと読まれてた?(そういう単語はいくつあったでしょうか?ペアで推理タイム!)」
などもあります。慣れてくると「最初から音声の変化があるところは意識してね」だけで、1度目からだいぶいい音が聞こえてくるようになったクラスもあります。が、まだまだ僕の求める基準に引き上げられていないので引き続き頑張ります(^▽^;)
*ちなみに、上述の指導はその音の指導は事前にやったことがある前提です。そうでない場合、つまり初めて取り上げる音声変化の場合はプロアクティブに指導してから、上述のような流れでやっています。また時間の関係上すべての文はとりあげず、音声変化があるもの、重要な文や、かなりneverのような強調して読まれる語がある文などに絞って練習しています。