ラウンダバウト

英語を教えています。自分の授業改善のためだったり、好きなモノ、コトをつづっていきます

『心が叫びたがってるんだ。』

 タイトル通り表題作を鑑賞してきました。たしか院生のとき?にはまった『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』のスタッフが再結集して作られた劇場長編アニメーションです。内容はネタバレになるので書きませんが、「ことば」を生業にしている者の一人として(そう言って良いのかはひとまずスルー)、コミュニケーションというものを考えさせられる映画でした。

「ことばは人を傷つける」

たしかにそうなんですよね。このあいだ学級通信にも書いたんですが、私が生徒にかけることばが、想いが、生徒にとって「重い」になっていないかは非常に気を使います。それでも伝えたいことはたくさんあるんですよね。だからついつい言ってしまって後から反省することも多々あります。どういうときにどういう言葉をかけるか、は本当に難しいです。初任の時はバスケがまったくわからなかったし(バスケ部顧問です)、試合で負けて落ち込んでいる部員にかける言葉も浮かばない自分に情けなさを感じたり、結局それって自分のことしか考えてないんじゃないかと落ち込んでみたり・・・。今も担任をしてて迷うことしかないし(笑)

 それはさておき鑑賞後の感覚としては宮崎駿さんの『ハウルの動く城』に近いものがあったんですが、これはまた別種の感覚なような気もします。内容は置いておくとして、ハウルは私にとっては特別な、自分の中で不思議な位置にある作品なんですよね。なにはともあれ、もう一度観に行くことになりそうです(笑)

時間が十分になくてセッツの振り返りがかけませんが、そのうち。でもサークルって本当にいいなぁと思いました。特筆すべきは「発表者が一番勉強になる」ということです。学部生のころに運営に参加していた「一日英語でしゃべろう!」的な会もそうだったんですが、なんか授業とまったく同じことなんですよね。あと自分のおこなっていることや、その方向性を確認するうえでも、充実した一日でした。これを校内でやれたらなぁ。私はベテランの先輩方に「叫びたい」ことがたくさんあるんですが(泣笑)