そんなもんないやろ、というつっこみがきそうですがもちろんないです。今回のテーマは自習。出張などでどうしても自習にせざるをえないときがあると思いますが、世の先生方はどんな課題を出されているのでしょうか?
他の先生の授業を見に行くことはあっても、他の先生の自習課題見せてくださいっ!ってのはあまりきかない気がします。初任者という立場上どうしても研修が入り、2、3週に1回は自習なんてクラスもありました(なんでその日に授業入ってるん?)。なので頻繁に自習を出す身としては意味のない自習にはしたくないところです。最初のころは単語の書き取りはシンプルだし、用意するのが楽だし自習監督の先生への負担も少ないからと多用していましたが、これでいいのかと悩みながら課題を出すうちに自習であっても「授業とつながってるぞ」感とか、「力がつく」感が欲しくなりました。そんなこんなを経て、現在は主に2パターンの課題内容を出しています。
①翻訳家選手権
名前はかっこよくしましたが単なる「和訳」です。ただしダイアログ形式なら「話している人たちの関係性を踏まえて」、説明文なら「中学生にもわかる言葉で」など制限付きです。そして1人1人の訳を拾っていって実名入りでベタ打ちし、配布。一番名訳が多い人にベスト翻訳家賞を進呈します。配るやいなや熱心に読み出して、初めてやったときは正直驚きました。生徒も勝手に盛り上がったりします。また、「誰も訳せてない!」ということも判明したりするので、その場で復習をするという形でスムーズに授業に入れました。
*ちなみにふだんは全文訳をさせることはまずありません
②教科書書き取り
これも単純ですが、
1.語句や表現調べ(対応訳だったり単語だったり)
2.本文をチャンク(もしくは意味順)に区切ったものを、それごとに書き写させる
3.重要単語のクロスワード(裏面)
というプリントです。こちらは主に夜間の生徒用。単語や熟語から出発して、語順を意識した書き取り。最後に形を変えて単語の繰り返し、という流れです。授業のプリントや教科書を駆使すればなんとかとけるようです。友達と協力しながらやってるという話も聞くので課題の難易度としてもちょうどいいのかな?こちらの課題はまだまだ改善できそうです。
さて、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、これらの課題はチェックに時間がかかります。人数が多いクラスではそれなりに厳しい作業なるかもしれませんが、ダーッと書かれた単語のスペリングをチェックするよりは個人的には楽しいです。
そんな仕事増やさずにワークの〇ページでもいいんじゃね?という声もありそうですが、他に「こんな自習課題があるよ」と教えていただけると幸いです。