ラウンダバウト

英語を教えています。自分の授業改善のためだったり、好きなモノ、コトをつづっていきます

ライティングも意識した読み

 前置きとして、現在私たちの学年は話題の?「TANABU方式」でECの授業を進めています。三か月くらいが経過し、そのよさと課題も徐々に実感してきました。現在迷っていることの一つに精読要素があります。この方式では、日本語訳も使ったスラッシュごとの音読練習をするステップもありますが、それだけでは浅い理解のまま通り過ぎてしまうこともあるなと感じている今日この頃。

 たとえばDr.Kantoをとりあげているレッスンのあるセクションの第1段落で"looking at the situation through Western or Japanese eyes could lead us to make wrong decisions."という文があります。このセクションは2段落構成になっていて、なかなかきれいに「抽象⇒具体」で書かれており、英文の構成を学ぶいい例だと思いましたが、ただの対訳練習だけでは、スルーされてしまいそう。なので、先述の文におけるWestern eyesとJapanese eyesが何を指すのか、wrong decisionsとは具体的にどんなことなのかを第二段落の記述から考えてもらいました。。EasternではなくJapaneseとなっているところや、西洋的な視点での判断と、日本的な視点で判断をヒントとして提示。けっこう納得してくれていた様子でした。ある程度まとまった量の英文ってこう書くんだよ!のいい具体例でした。ただ、指導書ではこのあたりの記述が見つけられなかったので、私の勘違いだったらご指摘ください。